大企業で働いていると3カ月に1度無意味な部署異動があります。
つい先日もやり取りしていた他部署の担当が解任され不本意な異動を余儀なくされていました。
しかし、これは不条理でもなんでもなくその人自身が「誰もが抱えている問題」の多くを兼ね備えていたからです。
今回は「【失敗に学ぶ】会社でうまくいかない人の特徴」を見て反面教師にしていきましょう。
目次
【失敗に学ぶ】会社でうまくいかない人の特徴
リアクションが薄くレスポンスが遅い
確認依頼を流しても、確認事項を投げかけても基本レスポンスが遅い。
ビジネスにおいて「仕事が遅い」を思われたらほぼほぼアウトです。
仕事が遅い人にもう仕事は頼みませんよね。
締め切りが守れない
大きい会社であればあるほど業務が細分化されています。
そのため仕事を分担していく中で、他部署との連携が必要不可欠で、提出物などの締め切りが発生します。
基本的にこの締め切りを守りません。
担当者はリマインドを送信したり、不要な電話での確認を強いられたりします。
衝突が生まれ、そしてその衝突はネタにされ陰で広まり孤立がはじまります。
基本的に「自分時間」で動いているので、定時後に平気で連絡をしてくるなど意思疎通が図りにくい。
協調性がない
周りに合わせようという意思が見られません。
少しでも意見が違うと強い口調で詰め寄ります。
口を開けば、「会社の愚痴」「誰かの愚痴」を言ってその人の時間を奪います。
コミュニケーションコストが非常にかかりストレスを与えるわけです。
そういったストレスは知らぬ間に、そしてあっという間に悪評となって広がります。
そうなれば「面倒な人レッテル」を貼られ「あの人とは関わらないでおこう」と敬遠され孤立が加速。
何をしているのか不透明
締め切りを守らないので、さぞ忙しいのだろうと思いますが実は業務内容が不透明です。
周りの社員にあの人は何をやっているのか聞いても口をそろえて言う…
「わかんないんです…」と。
そうです、つまりなんの成果も挙げれていないのです。
都合のいいデータを虚偽報告
管理画面を自分一人で独占し、自分の都合のいい数値しか報告しません。
周りはどんなツールで数値取得してるかわからないため、最初はだまされます。
しかし、あまりに全体の状況と異なっているため「どこから出てきた数値だ?ソースが怪しいぞ…信用できないな」と不信感がちらほら発生してきます。
ですが、「面倒な人レッテル」を貼られていますので、誰も触れません。
しかし、歪みは確実に広がり、亀裂は新たなヒビを生み最終的には割れてしまいます。
その割れた欠片はただでは割れません。
「上司に報告」という形で周りから破片が部長以上の上司に向けて突き刺さって自体が明るみになるわけです。
回ることのないPDCA
改善すべき点を改善するため提案を行っても「ああでもない、こうでもない」と改善することを避け、自分の考えを突き通します。
ここに時間が費やされて業務改善が進まない傾向が強いです。
結局「コミュニケーションコスト」がかかるので、担当者はそれを避け「じゃあいいです」となっていきます。
そもそもデータ分析に斜がかかっていますし、このように改善提案を避けていきます。
つまりPDCAのCAが遂行されずにPDCAが回りません。
業績が悪化しても永遠PDを繰り返すため、業績は悪化し評価は下がっていきます。
作業者に無理な要求をする
作業者に「無理な要求」や「やっても意味のない要求」をしてきます。
経験的にも成功するわけがない作業を無理強いします。
経験を元に意味のない作業、成果の割に合わない作業だということを理論的に説明していも聞く耳を持ちません。
どんな人が成功してる?
答えは簡単です。上記の逆をしている人です。
- 返事が速い(仕事が速い)
- 協調性があり誰とでも円滑にコミュニケーションできる
- 返事や仕事が速いため仕事を頼まれやすい
- 仕事が速い分信頼の蓄積が速く、さらに信頼度が広まる
- データ分析は客観的で人を納得させる力がある。
- 同僚や部下からの改善提案の受け入れ口が広くすぐ行動に移す
- 他社に無理な仕事を振らない
最後に
結局は会社の中で役職がつけていくためには「印象」がすべてといっても過言ではありません。
「仕事ができる」=「信頼して仕事を頼める印象を与える」ということです。
いくら業績をあげてもこれができないと「上司の評価」と「自己評価」が合わずに会社にいづらくなることになるでしょう。
皆さんはいくつ当てはまりましたか?
一つ当てはまったら連鎖していくつか当てはまるケースが多いので要注意です。
会社に雇われている以上、社員同士で協力して円滑に仕事を遂行して業績を上げていく努力をしましょう。