
Twitterで商品紹介とかキャンペーン発信してるけど、フォロワーは増えないし、全然拡散してもらえない…
以前、実体験をベースにTwitterにて”フォロワーの増やし方”を解説しました。
今回は人気の書籍からさらにTwitter運用の理解を深めて攻略していきましょう!

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【1ヶ月で+4000人の実体験】Twitterフォロワーの増やし方
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今回は私の実体験だけでなく、大変人気のある「沈黙のWebマーケティング」を参考文献としてさらにSNSの運用(Twitter運用)の理解を深めるために解説していきます。
「沈黙のWebマーケティング」は、500ページ近いボリュームですが、マンガ要素もあり初心者にも読みやすく、ストーリー仕立てでWebマーケティングを学べる”Webマーケッターの必読書”といっても過言ではない書籍です。
Twitterの運用が自身のコンテンツ拡散のカギだということも述べられていますので、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか?
▼出版社: エムディエヌコーポレーション、松尾 茂起, 上野 高史『沈黙のWebマーケティング』はこちら
目次
【沈黙のWebマーケティングに学ぶ】SNS運用(Twitter運用)
日本人には「祭りの心理」というものがあり「流行りに乗っておきたい、ついていきたい」という心理が強い。
そして素性を隠したままシェアしたいコンテンツをシェアできるTwitterが他のSNSに比べて「拡散力」が非常に高いSNSであり、Twitterを露出起点にすべきといっています。
Twitter上で自分のコンテンツが多く拡散されるためにも”自分の声が届くフォロワー”の存在がカギになります。
”自分の声が届くフォロワー”を増やしていくために必要なことを【沈黙のWebマーケティング】から読み取っていきましょう!
成功モデルは大きく分けて2つ
Twitter上では自分のコンテンツに対して多く反応をもらい”承認欲求”を満たす「自己顕示欲の強いユーザー」と役に立つ情報を効率よく手にしたい「情報収集ツールとして利用しているユーザー」の2つのニーズがあります。
この2つのニーズを理解すると2つの成功モデルは導き出せます。
2つの成功モデル
① ほかのTwitterユーザーのコンテンツの露出・拡散を手伝う
② ほかのTwitterユーザーの役に立つ良質な情報(コンテンツ)をツイートする
では、2つの成功モデルをどう実現していくのか?
解説していきます!
「誠実な関心」を寄せることでフォロワーを増やす
②に関してはいくら良質な情報(コンテンツ)を発信していても、フォロワー数が少なければ誰かの目に触れることはありません。
そこで、まずは①のほかのTwitterユーザーのコンテンツの露出・拡散を手伝い「コンテンツを介してコミュニケーション」を図り、存在を知ってもらうようにしましょう。
自分の存在を知ってもらうことがフォロワーを増やすきっかけとなります。
また、相手のコンテンツに対して好意的でポジティブな感想を伝えることでマズローの欲求5段階説の「承認欲求」と「愛と所属の欲求を」満たすことができる。
相手の欲求を満たすとお返しをしないといけないという感情である「返報性の原理」が生まれて、こちらのコンテンツを紹介してくれる人が増えるというわけです。
まず初めの1ヵ月目と2ヵ月目とで、以下のような割合いで段階的につぶやいていくことを提唱しています。
- 1ヶ月目はコミュニケーション「7割」、自分のツイート「3割」
- 2ヶ月目はコミュニケーション「6割」、自分のツイート「4割」
ポイント
「いいね」と思ったほかのTwitterユーザーのコンテンツの拡散を手伝うことで生まれるコミュニケーションがフォロワーを増やしていく。
影響力のない1ヶ月目は「聞き役」に徹すること。
フォロワーが増えてきたら自身の発信を増やし、コンテンツを介してユーザーとコミュニケーションを図ること。
その結果、自分のコンテンツの拡散を手伝ってもらえる可能性が高まる。
しかし、「自分のコンテンツの拡散を手伝ってくれるユーザー」とコミュニケーション取らなければ意味がありません。
そのためにも「フォローするユーザー」、「コミュニケーションするユーザー」の選び方も重要だと述べられています。
フォローする相手を選ぶための5つのポイント
前述の通り、円滑なコミュニケーションが頻繁に取れ「自分のコンテンツを拡散してくれる」ユーザーと関わらなければ意味がありません。
また、誹謗中傷などを行う攻撃的なユーザーと関わっているとひと括りに敵視されコミュニケーションを敬遠されてしまうので注意が必要です。
以下のポイントを把握した上でフォローする相手を選びましょう。
① 最近つぶやいているユーザー
②自分のコンテンツばかりではなく、 他者のコンテンツもシェアしているユーザー
③ 誰かと@ (メンション)や非公式RTで絡んでいるユーザー
④比較的よくつぶやいているユーザー
⑤ ポジティブな発言が多いユーザー出典:出版社: エムディエヌコーポレーション、松尾 茂起, 上野 高史『沈黙のWebマーケティング』
コミュニケーションパターン
Twitterでコミュニケーションの取り方はいくつかパターンがあります。
用語も併せておさらいしておきましょう。
手段と用語 | 詳細 |
リプライ | 誰かのツイートに対して返信すること。リプと言ったりします。 |
メンション | 「@その人のID」をつけてつぶやくことで相手と自分のタイムライン両方に表示される。 お礼やその人をタイムライン上で紹介したい時に使う。 |
RT(リツイート) | 気に入ったツイートを自分のタイムラインに流せる機能。 拡散したい時に使います。 相手にもリツイートしたことが伝わる。 |
引用RT(リツイート) | 気に入ったツイートをコメントを添えて自分のタイムラインに流せる機能。 相手にも引用リツイートしたことが伝わる。 |
DM(ダイレクトメッセージ) | 第三者が見れないシークレットなメッセージを送る。 |
お気に入り(ハートボタン) | 気に入ったツイートをお気に入りに追加する。相手にもお気に入り追加したことが伝わる。 |
コンテンツには”表現の流儀”がある
フォロワーが獲得できてもユーザーにとって有益な情報を発信しなければ拡散してもらえません。
そのためにはコンテンツ自体のレベルアップが必要です。
【沈黙のWebマーケティング】ではコンテンツには”表現の流儀”があるとしています。
メジャー感
「メジャー感」は芸能の世界でよく使われる言葉。
「王道で売れそうな感じ」を指します。
人はコンテンツに触れた時、過去の体験から「おもしろい」と感じたり自分の中の「プロと認められるクオリティ」を求めます。
例えば、大人気漫画『鬼滅の刃』を読んだとき、あなたは”以前感動を覚えた何か”を感じませんでしたか?
私は「呼吸」や日の光を浴びると消えてしまう「鬼」の存在、圧倒的ラスボス感を放つ「鬼舞辻無惨」という点を『ジョジョの奇妙な冒険』や「DIO」の存在を思い出しました。
そして刀で戦う様や仲間と共にピンチを潜り抜ける様、震えるほどの圧倒的な”名言”を『BLEACH』や他の少年ジャンプ作品と重ねました。
1巻読んだだけで伝わってくる「メジャー感」とはこういった自分が過去に出会った”感動したコンテンツ”に重ね合わせることで生まれる感情のことです。
タイトル、デザイン、文章すべてにメジャー感を感じさせる演出こそが「コンテンツにおける”表現の流儀”」の一つです。
【沈黙のWebマーケティング】では「メジャー感」を鍛え、培うために、日本人が小さいころから慣れ親しんでいる「漫画の定番の表現」を知ることが最短の方法として提唱しています。
『鬼滅の刃』はぜひ、読むべき一冊ですね!
▼『鬼滅の刃』はこちら
「何を書くかではなく、誰が書くか」
「メジャー感」はコンテンツではなく、「話者」でも表現できる。
例えば…
- 東野圭吾がおくる「感動のミステリー大作」
- 明石家さんまが明かす「対話のマジック」
- 池上彰プレゼンツ「アフターコロナの世界経済」
- Official髭男dismが語る「”サブスク”の未来」
- 相葉雅紀が涙した「志村けんの動物愛」
- ”イチローが認めた”名プレイヤー5選
※すべて架空のコンテンツです。
このようにその分野の著名人が書いたコンテンツの方が受け入れやすいのは感じて頂けると思います。
つまり、信頼性や権威性のある人が書く「自分(その人)にしか書けないコンテンツ」を人は求められているのです。
これもまた、「メジャー感」のひとつであり、「コンテンツにおける”表現の流儀”」の一つです。
最後に
Twitter運用で大事なことをおさらいしましょう。
- 他のユーザーのコンテンツを介して自らポジティブなコミュニケーションを図り、フォロワーを獲得すること。
- 相手のコンテンツをシェアすることで、自分のコンテンツをシェアしてくれるユーザーとコミュニケーションをとること。
- メジャー感を意識した「自分にしか作れない」コンテンツを作り、発信すること。
この3つの流れを意識して取り組むことが重要です。
また、フォロワーは数ではなく、「自分の声が届くフォロワー」を獲得していくことが大事です。
「フォローバックキャンペーン」や「いいね&RT(リツイート)してプレゼントキャンペーン」などで強引に集めたフォロワーはあまり意味をなさないということを覚えておきましょう。
SNSでモノを売るという考え方をこちらの記事でも解説しています。 続きを見る
併せて読んでいただけると幸いです。
【2020年】SNSでモノ(サービス)を売るための考え方「ULSSAS」
参考文献
出版社: エムディエヌコーポレーション、松尾 茂起, 上野 高史『沈黙のWebマーケティング』
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